中長期投資家の独り言

中長期投資の投資スタイルなどを気の赴くままに

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カテゴリ:投資全般 > 企業分析


☆最近のスタンス

最近は相場と距離を置いています。地合いがあまりよろしくないというのが1点、もう1点は株価はあくまで道具だという理由からです。ついつい目先の株価に一喜一憂してしまうのですが、普段見ている時間軸より1つ大き目の時間軸でチャートを眺めていると、普段の動きは取るに足らないものだと分かります。分足を見ている人は日足、日足を見ている人は週足、週足を見ている人は月足といった具合です。

過去の値動きを振り返ってチャート上で上手く反発したり、押し目で反転している企業を見ると、やはり株価を追っかけるのは大事なのかなぁと思ってしまいます。ですが、
過去に上手く反転したポイントも何かしらの開示があって反転していることが多いので、結局のところは企業をおっかけること、そして業績が全てだなぁという当たり前のことを最近再認識しつつあります。値動きについては、中長期の場合はある程度の時間軸のチャート(週足とか)の動向はフォローしておくといいと思っていますが、トレンドが崩れていないか、支持線はどこか、この2点くらいでいいのかなぁと考えています。

3年後の業績を予想して、それを基準に目標株価を算出し、目標価格の半値以下で買うことを基準にしています。条件は以下の3つです。>
☆買いの3条件

・100%以上の乖離が存在し、100%値幅を取れる可能性がある
→目標株価の算出についてはまた書きます。ターゲットが500円なら250円以下で買うことを目標にします。

・週足チャートが横ばいか上昇の初期、または押し目である
→週足チャートは業績と素直に連動し、そして時に先行指標として機能すると考えています、特に中小型株の場合は、業績に先行して株価が下げているときがあります。そうした銘柄を避けるために週足を見ています。

週足が下落トレンドの場合は、企業に問題があるか地合いに問題があるか、そしてその両方かの3通りの可能性があります。下落トレンドの銘柄を避けることで、上手くいけば個別リスク・全体相場リスクの両方を回避することができます。

・既存の銘柄よりずっといいか?
「隣の芝生は青い。特にそれが株の場合は。」という迷言を勝手に作っています。新しい銘柄はどうしても新規性もありますし、印象として実体よりも上乗せされるのだと思います。ついうち上がっている銘柄をJCするのも同じ理由かもしれません。新しい銘柄を購入するコストやリサーチ時間を考えると、保有銘柄を買い増しする方がずっと効率がよかったりすることもあるので、飛びつかないことを意識しつつ、やらかさないよう、3つ目の条件を入れています。


☆まとめ

「価格は飽くまで道具で、自分の都合のいい時にだけ利用してやればいい」色々な手法に取り組んだ後でのある種の結論です。よくよく考えるとどこかで聞いた内容だったのですが、グレアムの賢明なる投資家にあるミスターマーケットの考え方そのものでした。本で読むと、「なるほどなぁ」で終わることが多かったのですが、自分なりに結論に達し、その答えが格言と重なると嬉しいものがあります。信用は閉じていて、現物×先物ヘッジ売りをしているので、こうしたことを意識しつつ、相場とは暫くの間意識的に距離を置いてみようと思います。
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決算の集中期ですね。ここだけは押さえておけばいいかな?的な基本的なポイントをいくつか挙げさせて頂きます。あくまで主観的なものなので、いやそれは違うでしょ的なご意見もあるかとは思いますが、いくつか書いてみます。


1、本決算には注意
期末が5月とか6月で本決算ガイダンスが出てくる企業には注意が必要かもしれません。好業績の企業には過去の収益トレンドを延長したような業績予想がコンセンサスとして織り込まれ、四季報予想にも割とそういう予想を出してくることが多いように思います。四季報予想が市場コンセンサスそのものなので、四季報予想が低めの数字でそれよりは上振れしたガイダンスを出してくると思える場合は思い切って勝負するのもアリかもしれません。


2、過去進捗との比較
進捗率そのものは業態によって変わるので、25%×4とならないケースも多々あります。ただ、株探の決算発表だと過去5年進捗平均比での数字を出してくれているので、それと比べてればいいかなぁと思っています。


3、直近四半期がダメだった理由のコメント

短信の1行とかにサラッと業績が優れなかった理由を入れてきますので、ついつい見逃しがちです。目を皿にして業績悪化の理由が書かれていなかを振り返ります。2の「低進捗」と「その理由のコメント」を併せれてみて、これは構造的にまずいなぁなんて思ったら先に逃げておくのも手かもしれません。

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4、前年同四半期の特需剥がれ
これが結構よくあるパターンで今期の決算を見ていても特需が剥がれただけでヘッドラインの数字の見栄えが悪くなるから売ってくる。なんてことがあちこちで見られています。前年同期の短信で特需とか駆け込みとかいう言葉があれば注意かもしれないですね。


5、QoQ  前3か月間との比較
2Qとか3Qになると1Q+2Qとか1Q+2Q+3Qの累計になってくるので、パッと見で3か月だけを取り出すってことがしにくくなります。株探には四半期だけの数字が取り出して書いてあったり、マネックスの銘柄スカウター、四季報のプレミアム会員向けサービスなんかでも同じような情報があります。マネックスの銘柄スカウターが無料で、情報もそろっているのでこれを見ておくといいかもしれません。

中小型株なんかはQoQでもグングン伸びて欲しいなぁなんて思っているので、まず累計を見た後、四半期(3か月分だけ)を取り出して前年同期間と比較します。項目は売上、営業利益、営業利益率を主に見ています。伸びが鈍化しているくらいならいいのですが、減益になると市場は強烈に反応してくるので理由を見てやります。(だいたい販管費が膨らんでたりで減益ってことが多かったりしますが、それでも売られる場合は逆に買ったりということも。)
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気になるポイントがあれば、100分率でみてみます。例えば2Q決算が出たなら、2Q累計のPLから1QのPLを引いて3か月だけの売上、原価、粗利、販管費、営業利益を取り出して、対売上の100分率でみてやります。これを今期の3か月と前期の同じ3か月で比較して前期2Qの3か月間と今期2Qの3か月という比較を%でみたりします。

原価とか販管費に大きな変化があれば短信のコメントを当たったり、IRに照会します。
☆まとめ

実際に書いてみるとポイントってほどの内容ではなかったですが、一番最初にやっていることを何点か書いてみました。最近の決算反応を見ていると、累計でよくても3か月間だけの数字が前期の3か月と比べて減益だったりすると猛烈に売られる印象を受けます。

3か月も待てないよ的な市場の焦りなのか、これまで高くに買われすぎていた反動なのかは分かりませんが、昔はこんなに反応したかなぁ??なんて思ったりしています。全体相場が崩れつつあることの現れなのかも、と勝手に考えたりしています。

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最近は銘柄分析とその集約化に集中しており、なかなかブログを更新できずにいます。四季報シーズンが一巡しても、常に調べ続ける姿勢を保つことが大切だと思います。そうすることで、新しい号が出た時も慌てることなく、冷静に全く新しい銘柄を調べる余裕が出来るからです。

前に書いた内容と重複しますが、一連の作業は以下の通りです。


・紙四季報を通読 
2,000→3,000→4,000→6,000→9,000→8,000→7,000→5,000→1,000 の順に通読します。
自分好みの銘柄が載っている場所を重点的に見てやります。

気になった銘柄には付箋をつけ、リスト化します。エクセルにリストを作って点数化するもいいですし、evernoteにまとめるのもいいかと思います。ただ、ソート機能を使い点数順に並び替えを行いたい場合は、エクセルがいいでしょう。


・四季報CD
紙を通読したあとはスクリーニングです。時価総額700億未満、売上増加の2条件で企業を探します。紙の通読で取り逃していた企業を見つけるのが目的です。また、データが豊富なため紙で見つけた企業をCDで見るという使い方もしています。


・企業を2分類してノートに情報を加えていく
大まかに企業を見たら2種類に分類します。1つ目は欲しいと思える”買いたい枠”(100銘柄前半が目安)、2つ目はとりあえず調べておこうという”とりあえず枠”です。

それぞれevernoteでノートブックを作成し、その中に1銘柄1ノートの形で有報、短信、説明資料などを入れていきます。

”買いたい枠”では、短信や月次など全てをフォローする必要があるため100銘柄~150銘柄を上限とします。

また、IPO専用のスタックを作成し、年別にノートブック作成、その中に各銘柄をノートの形で追加します。

*今更にはなりますが、有報は情報の宝庫です。例えばB2Bで、企業側があまり公表したくない特定顧客についても売掛金、買掛金残高から仕入れ先、販売先を推測することができます。収益計上基準、ビジネスモデル、沿革、リスクなどについても一通り網羅されています。


・銘柄を分析
まとめた銘柄リストを1銘柄ずつ精査していきます。順序はIPO→買いたい枠→とりあえず調べる枠の順です。

直近IPOは一度乗り遅れると永遠の戻ってこないリスクがあるため、早めに見ておきます。四季報に初めて掲載される頃には、「時すでに遅し」となっている事もしばしばです。


・購入候補リストを作成
”とりあえず調べる枠”や”買いたい枠”、"IPO"から厳選し、100~150銘柄をリストにします。銘柄名、コード、コメント数行を残しておきます。evernoteではノートへのハイパーリンクを貼ることができるため、銘柄名にリンクを貼り、一覧から個別銘柄へ飛べるようにします。


・四季報オンラインに登録
ニュースや開示を一元的に把握するため、またPERでのソート、週足チャート一覧表示など便利な機能が豊富な四季報オンライン。リストに記載した銘柄を確実にフォローするために利用します。


・楽天アプリへ登録銘柄として登録
ニュースなどをリアルタイムで通知してくれるため、追加しておきます。



以上が大まかな流れです。evernoteを投資に利用するようになったのは最近で、最初の一歩に時間がかかっています。現在は”IPO銘柄”と”買いたい枠”の調査&まとめの最中です。

四季報次号発売までに全ての手順を終了させようと思います。


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企業のあげるパフォーマンスの過半は、その企業が属する業界によって影響されると言われています。これはポーターのポジショニング理論の基盤ともなっている考え方で、投資にも取り入れています。

「企業が属する業界が魅力的で、尚且つその市場内で独自のポジションを取っている企業に投資する。」そうしたやり方でこれまで投資してきました。仮に業界成長が年率10%であるなら、企業は何もしなくても業界成長と同じ10%の成長の恩恵に預かることができるからです。

ですが、決して魅力的と言えない業界からも10倍株があふれ出てきます。というより、魅力的でなく、真っ先に投資対象から外す業界の方が10倍株が多いような気さえしてきます。この事象に対しては、ロジカルな説明ができます。成長産業には、その魅力さ故、数多くの企業が参入してきます。当然ながら競争は厳しくなり、超過収益は競争により蝕まれていくのです。

他方で参入障壁の高い斜陽産業に目をやると、基本的に新規参入はそれほど多くありません。参入しても大きく儲からない以上、業界は既存事業者のみで占められ、その既存事業者も徐々に撤退していきます。そうして残るのは、ある種の寡占状態であり、残された美味しいパイを数社で分け合うことになるのです。いわゆる”刈り取り”という状態です。

飲食業は斜陽産業でありますが、数えきれない企業であふれかえっています。参入障壁も低く、お世辞にも刈り取りができる状態の業界とは言えないでしょう。飲食に限らず、そうした業界に属する企業が好業績を出している時、「違和感」を感じるはずです。その違和感こそが大切で、企業の強みを見つけるヒントになると思うのです。”普通に考えれば儲からないのに儲かっている”、そこには理由があるはずで、それを探す事が強みの発見になり、そして10倍株の発見につながるのかもしれません。そうした視点から、今号の四季報を読み進めたいと思います。


P.S. こうした思考にご興味のある方はポーターの「競争の戦略」をどうぞ。凄まじくマニアックですが、経営学ではスタンダードな一冊です。

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ストック対フローという語り方をよくされますが、ストックは売上の安定以外にもポジティブな要素が多い気がしました。

書籍にも書きましたが、ストック型で注意すべき点は

・解約率
・特定顧客への依存度

であり、この2つを見ておけば売上面に関しては大きく失敗することは少なくなります。

売り上げは多くの企業にとって容易に計上できるのですが、問題なのはそれに伴うコスト管理です。最近の中小型株の下方修正を見ていてもコスト部分の上昇が売上の増加を上回ってしまうことに起因するものが多々あります。ですが、ストック型企業にはそうしたことが少ないように感じます。

フロー企業は売上予想が立てにくいため、自社の費用部分を外部委託することが多くなります。特に中小のシステム会社では外注加工費が原価の大半を占めることがあります。これは中小である故自社で抱えきれないというのもありますが、ストック型ではないため売上予測が立たない→抱えこむことに抵抗がある といった要因があるように思いました。実際、同規模・同業態のベンダーでストックvsフロー企業を比較したとき、見た限りにおいてはストック企業の方が外注加工費が低い傾向にありました。

つまり、

・ストック企業
売上が安定しており、それに伴い原価部分も社内で抱え込み→コントロールが効く

・フロー企業
売上が不安定であり、変動に対応するため原価部分は外注→外部要因に左右される

という図式が成り立つのではないかと思うのです。

結果として売り上げだけでなく、費用も安定することから利益はより安定します。

ここまでの話は決算やビジネスモデルを見ていて感じたことであり、感覚レベルでありまったく実証されていません。ですが、何かしらのヒントがあるように感じたので文章にしました。

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