中長期投資家の独り言

投資の技術的なこと、心構えなどを気の赴くままに。

カテゴリ:投資全般 > 投資哲学

株価を見ない方がいい理由、その2です。


中長期投資は株価を見る代わりに、企業をしっかり調べ尽くす行為です。これは株価が価値に収斂するという前提に基づいています。
企業についてしっかりと調べ、十分に安い価格で株式を購入すれば、多くの場合において株価上昇の恩恵に預かることができるのです。

 

例えばとある企業に1年間投資するとします。現時点で知ることはできませんが、1年後の株価は1つだけです。仮に1年後の株価を900円とし、現在の株価を300円とします。最終的に900円到達するまでに株価は上下に揺れ動きます。つまり、900円に到達するまでの経路は無限に存在するのです。

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弊害1、感情の波による疲弊

株価の到達点が1つであるにも関わらず、その経路において一喜一憂していては疲れてしまいます。感情の波は疲れとなり、投資家の精神を蝕みます。

 

弊害2、感情の波に押し流されるリスク

人間は線形的に物事を考える生き物です。つまり、上手くいっている時はそれが永遠に続くと思い、物事が悪く進んでいるときは永遠に悪いままだと錯覚するのです。ですが、いい時も悪い時も永遠に続くことはありません。頻繁に株価を見ることで、下げている株式を売り、上げている株式を購入するといった本来の計画から逸脱した行動を起こす可能性が高まります。

 

弊害3、時間の浪費

人間に与えられた時間は一日24時間であり、それは万人平等です。その24時間をどのように配分して投資するのかにより、リターンが変わってきます。それが長期的に積み重なると大きな違いとなるのです。マーケットは9時から15時まで動いていますから、仮にその半分でも相場のことばかり考えていれば一日3時間を棒に振っていることになります。年間の営業日を200日とすれば年間600時間のロスとなります。日数に換算すると25日のロスになります。その時間を企業調査や学習に使えば、結果は全く異なるでしょう。

こうした理由から中長期投資家は株価を見る頻度を最小限に抑えた方がいいと思います。




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中長期投資家が株価を見ない方がいい理由の第1弾です。

損失の痛みが利益を出した時の喜びより大きいことはよく知られています。所謂、行動経済学の理論です。

株価が上下して結局横ばいだった時について考えます。

株価が1円上昇したときの感情を+1、1円下落したときの感情をー2とします。
株価が100円から110円になり(+10)、100円に戻った場合(-10)、感情を数値で表すと+10×1-10×2=-10となります。つまり株価は変化していないにもかかわらず、株価が取る経路の影響によりマイナスの感情(-10)を抱いてしまうのです。

「横ばいなのに気分が悪い」。株価を頻繁に見るトレーダーならば、耐えねばならないものですが、中長期投資家にとっては害でしかない気がします。

株価を見ない方がいい理由第1弾でした。


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節約しているのに、お金が貯まらないなぁ~。。。

そんな事がよくあるかもしれません。支出を削減するに当たっては、一時的な出費に目をやりがちです。ですが、本当は一時的な出費よりも固定費から見直す方が効果があります。このブログにいらっしゃる方はファイナンシャルリテラシーの高い方ばかりですから、「何をいまさら」と思われそうですが、、、

例えば1万円出費すると、凄まじくお金を使った気になってしまいます。ですが、毎月数千円の支出を削減するだけで1四半期もあれば元が取れてしまいます。

固定費は、感覚的に”毎月なんとなく払っている税金のようなもの”と認識してしまいがちです。クレジットカードの自動引き落としなど、支払い手段の発達もその遠因かもしれません。そうした認識を持っているため、”固定費支出”と”突発的な支出”とでは、同じ支出にも関わらず痛みの感じ方が全く異なってしまうのです。痛みを感じず、そして時間の累積とともに、固定支出はボディーブローのように効いてきます。


では、日々の時間についてはどうでしょう。毎日忙しくてなかなか時間が無いし何もできない。。。そうした方は案外多いかと思います。時間においても固定時間、変動時間と分類することができるように思います。

例えば毎日の15分間の無駄でも、それが累積すれば、固定費と同じで最終的には大きなものになります。ですが、悪いことに、毎日の中で癖となった時間の浪費は、そもそもそれが無駄であることにさえ気付かなくなってしまいます。

家計簿をつけるのと同じ要領で、1週間ほどの期間に渡り、”自分がいつ何をしていたのか”「時間簿」をつけることが時間の浪費から解放される第一歩になります。

どうしても時間が無いという方は、いちど時間の棚卸しをしてみるといいかもしれません。


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