中長期投資家の独り言

中長期投資の投資スタイルなどを気の赴くままに

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タグ:マザーズ



☆悪化し続ける地合い

ここしばらくマザーズ指数がダダ下がりです。1月の高値からの下落率は25%にもなります。ですが、リーマンショック時の下落率は日経が60%ほど、マザーズが高値から90%の下落でした。仮にまだまだ下げるならこれからだ、ということになります。

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マザーズ18年間 月足


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日経18年間 月足


果たして下落するのか?というのは予測の範疇に入りますから、なんとも言えませんが、中小型が先行して下落している点は気になります。 スポンサードリンク ☆ #資金流出なふ

まだ仮想通貨がバブルで1BTCが200万円をめざしていた去年の11月末、「いま起きていること、そして、いま何処にいるのか【仮想通貨etc】」という記事を書かせていただきました。この記事の中で以下のようなことを書きました。
  • 仮想通貨はバブルの最中にある可能性
  • 過剰流動性相場の終焉で18年中には相場崩壊
  • 仮想通貨崩壊が資金逆流のシグナル
  • 引き金は米国などの金融政策
  • 資金流入は債券→社債→先進国株→新興国株→ハイイールド→仮想通貨
  • 流出する際はその逆になる
現在の相場では新興国リスクが盛んに叫ばれています。貿易戦争という理由はあるものの、その陰に隠れた本質的な理由は資金の逆回転なのではないかと思っています。ついつい目先の出来事に理由を求めたくなるのは人間の性ですが、10年スパンで観察するとまた違う景色がみえてきます。それが大きな資金循環だと思うのです。
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☆思い出す11年前といま

ちょうど今から11年ほど前のことでした。まだ高校生だったころ、相場は徐々にその上昇モメンタムを失い、2万円という別次元の夢を見たまま、1.8万円を高値にその夢は悪夢となりました。当時の下落についても色々な解説がなされていましたが、結局のところは米国の利上げなどのITバブル終焉後に始まり、9.11のショックを緩和させるための急激な流動性相場のアンワインドが背景にあったのだと思います。

現在の相場は3万円の夢を見た後2月の金利急騰、VIXショックの悪夢を見ました。相場はまだその悪夢から覚めていないようです。最近の新興国株式の崩壊、マザーズなどの新興市場の崩壊は、ちょうど昨年末に世界の金融市場の下落に先導して仮想通貨が崩壊しつつあった姿と重なります。

日経平均やTOPIXが高値を抜けてくれればそれに越したことはないのですが、マザーズなどの中小型株が低流動性&高リスクな故に資金流出に過度に反応している可能性は十分にあり得ると思います。そうしたとき、これまでのバリュエーションの感覚で株を買い下がれば10年に1度はあるマザーズの90%安に巻き込まれるリスクもあり得るので、慎重にやっています。


バリュエーションのイメージは以下の通りです


PER
リーマン後   3は安い 10は高い
アベノミクス前 10は安い 15は高い
アベノミクス中 15は安い 20は高い
いま      20は安い 25は高い
この先       ??

目標株価を算出するときや購入時のPER水準を下方修正しておくと全体が収縮する中でも比較的安全に投資できるかもしれません。

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中長期投資家さんをフォローしていて、同じ下落相場でも投資行動が異なることに気付きました。そこに中期投資と長期投資を区別するヒントがあるように思えました。
 
相場下落には"調整レベル"(マザーズがマイナス10~20% 例;17年4月、8月)のものが年数回。そして"世界的な金融システマティックリスクに起因する大きな下落"(マイナス30%~)が数年に一回の頻度で起きています。
 

それぞれの下落の区別としては
調整レベル:
マザーズのみの下落、〇〇ショックなどと命名されない下落、地政学リスク、”金融政策と市場の認識のミスマッチ”による下落など
 
大きな下落:
日経平均・マザーズともに下落し、相場から資金が逃げ出す。金融システム不安をベースとした命名がされる下落
 
の2種類が存在します。
 
金融システムによる下げの例(年:マザーズ下落率)
リーマン・ショック(08年:-90%)、ギリシャ・ショック(10年:-40%)、チャイナ・ショック(15年:-35%)、ドイツ・ショック(16年:-30%)
 
それぞれの投資家の特徴は以下の通り


☆中期投資家
・上昇相場に応じて月数回以上の頻度で利食い→現金積み増し
・ポジション変化は比較的頻繁
・相場全体の上昇(β)をある程度放棄し、守りに徹する
・年数回の下落前に既に数十%の現金がある
 
 
☆長期投資家
・年数回の下落はポジション全体で被弾するが基本的に不動
・ポジション変化は稀
・めったに売却しないが、シナリオの崩れや過度な割高感があれば売却
・顕在化した下落リスクの種類によっては、リスク顕在後に全て売却
・数年に1回の金融システムが不安定な時期にもホールドする場合も
 
 
以上(事実)を踏まえると、それぞれの考え方が多少なりとも明らかになります。


☆中期投資家☆
企業業績による株価上昇を基本としつつも、水準訂正による株価変動を利用。結果として売買頻度は高まり、売買は活発。数か月単位の相場全体の上昇は”くれてやれ”で、売却に専念。
 
☆長期投資家☆
市場上昇の恩恵を可能な限り受ける一方、目先の下落もがっつりと受ける覚悟で、企業業績の向上による株価上昇を意識。下落に対しては、年率15%の株式を5年保有すればEPSは2倍になるため、PERが半分になっても損益トントンという立場。極度の割高やストーリー崩れで売却するが、リスク顕在後に売却することが多い。
 
 
この区分にどれほどの意味があるのかは分かりません。ただ、中長期投資家で一括りにすると、企業分析や上昇相場での投資行動に相違が出るため、同じ区分内でも認識ギャップが生じるようです。何を取りに行き、何を諦めるかによってある程度の分類が可能になるように思います。
 
他の投資家さんの行動に触発されて、行動がブレないよう、自分がどちらに当てはまるのか、(あるいはハイブリッドなのか)だけは明確にしていた方がいいと思いました。

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