中長期投資家の独り言

投資の技術的なこと、心構えなどを気の赴くままに。

タグ:リターン

目標は高い方がいい、とはよく言われることです。ただ、投資においての高すぎる(パフォーマンス)目標の設定は、そのこと自体がリスクであると思っています。高すぎる目標によりリタ―ンにばかり目が行くことで、リスクが見えなくなってしまうことが多々あるからです。また、行きすぎた場合には目標パフォーマンスが絶対化して”達成せねばならない”という強迫観念まで抱くことになる可能性があります。結果として高いレバレッジをかけてしまうかもしれません。

「相場は、儲けたい時に儲けさせてくれるほど、都合の良いものではない」とは古い格言ですが的を得ています。毎日やるべきことを積み上げた結果として収益があるのだと思います。投資本などでは、これを医者と弁護士に例えられることがよくあります。「彼らは高収入であるが、それは飽くまで結果であり、最高の仕事を為すことを目標としている。」といったものです。投資も職人技みたいなので、サイエンスよりアートの要素が強く、医者や弁護士に似ているとよく言われます。

パフォーマンス目標を持つとすれば、少し背伸びすれば達成できる数字にするのがいいかもしれません。ただ、収益(結果)に対する目標ではなく、やるべき事を目標として設定し、しっかり達成する。そうしているうちに、結果として利益が累積するのだと思います。

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投資で大きく稼ぐには人と異なる行動を取る必要があります。「人の行く裏道に道あり花の山」といいますが、実際は人の行く裏道を行くだけでは利益を出すことはできません。人の行く裏道が”正しい道”である必要があるのです。つまり、人と異なる行動+自分だけが正しい という2つの条件が揃ったときにのみ莫大な利益を上げることができます。つまり、人と異なる行動というのは必要条件に過ぎないのです。

人と同じ行動を取るのは心地よいですが、リターンの観点からは軒並みなものとなります。人と異なる行動はハイリターンで、”自分だけが正しい”という十分条件を満たさなければ大きな損失を被ることになります。ですから、はじめのうちは”人の行く道”を歩み、しばらくして慣れてこれば”人の行く裏道”へ散策にいくのもいいかもしれません。

人と違う行動を取れる環境は両極端な状況、つまり”過熱しすぎた相場”・”冷え込んだ相場”のどちらかです。最近の外部環境を見る限りは近々後者の相場環境が訪れるかもしれません。相場から一歩離れて、飲み込まれることなく冷静に行動できればと思います。


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