中長期投資家の独り言

中長期投資の投資スタイルなどを気の赴くままに

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タグ:株価

株を買う時は、3年後のEPSを計算してそれにPERを掛けて目標株価を計算。100%以上の乖離があれば購入可能というルールにしています。そのPERの上限を20倍に下方修正しました。

現在の市場はマザーズ(&日経)をみてもわかる通り、既にPERの縮小フェーズに入っていると思います。1月の下げまでは利益成長率の1.5倍をPERターゲットにしていましたが、その後30倍に下方、5-6月頃には25倍へ、そしてトルコや中国のネタが始まってからは20倍へと下方修正しています。今後は15倍、そして10倍と下方修正し、どんどん基準を厳しくしていく予定です。

PERの水準訂正が始まっているときに過去のバリュエーション水準が頭に焼き付いていると、少しの調整でも割安だと錯覚して購入し、結局フルポジとかでリセッションの株価調整をモロ受けすることになってしまいます。

現在の下落の理由が新興国ネタでリセッションや信用収縮とは関係なくても、株価が景気後退を先行して織り込んでいることが多く、「このマクロネタはまずい」と思ったころにはすでに十分下げて、さらにそこから大きく下げるなんてことも多々あります。

中小型が先行して下げるというのも単純に地合いが悪いという以上に、全体から資金が流出しており、ハイリスクで低流動性の中小型からの流出が目立っているから結果的に下げが大きく見えるので、資金流出という面ではグローバルに進行中なのだと思います。

最近は中長期投資からモメンタム×スイングに移行しているのもそうした理由が背景にあります。中長期投資だから買って持っていたいところですが、10年に一度あるマザーズ10分の1の下落に耐えられるならいいのですが、自分には無理なので中長期投資は止めています。中長期投資で買い下がるのであれば、PERが全銘柄1桁になるのも覚悟で臨みたいなぁと思います。そういう時期になれば、フル出動して中長期目線で買い下がるつもりです。

マザーズや日経が週足・月足で下げ始めた時は大抵は大きな危機の前触れで、それまでの感覚(09年~)で対処していると怖いなぁというのが個人的な印象です。金融引き締めでマネーが逆流している以上、下げて買ったら救われるという時代もそろそろ終わりなのかもしれません。相場は秋から冬に差し掛かっており、感覚の切り替えと冬支度が必要なのかもしれませんね。
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☆最近のスタンス

最近は相場と距離を置いています。地合いがあまりよろしくないというのが1点、もう1点は株価はあくまで道具だという理由からです。ついつい目先の株価に一喜一憂してしまうのですが、普段見ている時間軸より1つ大き目の時間軸でチャートを眺めていると、普段の動きは取るに足らないものだと分かります。分足を見ている人は日足、日足を見ている人は週足、週足を見ている人は月足といった具合です。

過去の値動きを振り返ってチャート上で上手く反発したり、押し目で反転している企業を見ると、やはり株価を追っかけるのは大事なのかなぁと思ってしまいます。ですが、
過去に上手く反転したポイントも何かしらの開示があって反転していることが多いので、結局のところは企業をおっかけること、そして業績が全てだなぁという当たり前のことを最近再認識しつつあります。値動きについては、中長期の場合はある程度の時間軸のチャート(週足とか)の動向はフォローしておくといいと思っていますが、トレンドが崩れていないか、支持線はどこか、この2点くらいでいいのかなぁと考えています。

3年後の業績を予想して、それを基準に目標株価を算出し、目標価格の半値以下で買うことを基準にしています。条件は以下の3つです。>
☆買いの3条件

・100%以上の乖離が存在し、100%値幅を取れる可能性がある
→目標株価の算出についてはまた書きます。ターゲットが500円なら250円以下で買うことを目標にします。

・週足チャートが横ばいか上昇の初期、または押し目である
→週足チャートは業績と素直に連動し、そして時に先行指標として機能すると考えています、特に中小型株の場合は、業績に先行して株価が下げているときがあります。そうした銘柄を避けるために週足を見ています。

週足が下落トレンドの場合は、企業に問題があるか地合いに問題があるか、そしてその両方かの3通りの可能性があります。下落トレンドの銘柄を避けることで、上手くいけば個別リスク・全体相場リスクの両方を回避することができます。

・既存の銘柄よりずっといいか?
「隣の芝生は青い。特にそれが株の場合は。」という迷言を勝手に作っています。新しい銘柄はどうしても新規性もありますし、印象として実体よりも上乗せされるのだと思います。ついうち上がっている銘柄をJCするのも同じ理由かもしれません。新しい銘柄を購入するコストやリサーチ時間を考えると、保有銘柄を買い増しする方がずっと効率がよかったりすることもあるので、飛びつかないことを意識しつつ、やらかさないよう、3つ目の条件を入れています。


☆まとめ

「価格は飽くまで道具で、自分の都合のいい時にだけ利用してやればいい」色々な手法に取り組んだ後でのある種の結論です。よくよく考えるとどこかで聞いた内容だったのですが、グレアムの賢明なる投資家にあるミスターマーケットの考え方そのものでした。本で読むと、「なるほどなぁ」で終わることが多かったのですが、自分なりに結論に達し、その答えが格言と重なると嬉しいものがあります。信用は閉じていて、現物×先物ヘッジ売りをしているので、こうしたことを意識しつつ、相場とは暫くの間意識的に距離を置いてみようと思います。
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ファンダメンタルとチャートを観察していると、軒並み週足チャートが業績に連動しており、また時として先行していることに改めて気付きました。

扱っている銘柄が中小型株だというのもあるかもしれません。中小企業は大企業に比べてガバナンスも甘く、中身が漏れているというのが理由かと最近思っています。もちろん株価は業績に連動し、指数は景気に先行することは昔から言われていることですが。。。また、資金効率を考えた時、やはり動かない銘柄を1年も持っておくというのは勿体ない気がしています。

これまでは「いい企業を十分に安い価格で買う」としていました。

一方で最近は

何を:ファンダが好きで、綺麗な週足チャート(上昇トレンドか少なくとも横ばいor下落トレンドの下げ止まりが確認できる)



いつ・いくらで:そこそこに安い価格で、十分に押したとき(週足の中の深めの押し目)に買う

というスタイルに移行しつつあります。

ファンダが良好であるというのは、株価上昇のエネルギーにつながります。また、ファンダが好きであるという条件は、握力につながるため、大変重要です。次に、週足チャートが綺麗であれば下げ相場でも多少の抵抗力が存在することになります。週足が下落していると軒並みファンダメンタルも悪化してくることが多いように思います。

こうしたスタイル変化の背景にあるのは1つの事件でした。四季報決算漏れです。



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上はとある銘柄の週足チャートです。チャートの1つ目の矢印で3Qの発表がありました。それ以降横ばいが続き、2つ目の矢印では四季報予想の大幅下方修正が続きました。この時点で週足チャートでは株価が26週線を大幅に割り込み、株価は下降トレンド入りしました。

2つ目の矢印地点で例え少しでも売却していれば、その後の下落の影響を多少なりとも緩和することができたはずです。結局、通期下方どころかガイダンスは真っ赤で、ウェイトを減らしていたとはいえ、想定外のガイダンスに真っ青になりました。

ついこの間までプレビューレポートなんてものが出ていたのですから、アナリストなど一部の人に先行して情報がいきわたっているのも説明がつきます。そう考えた時、株価は業績に先行するというのも納得できたのです。

これまでのスタイルに週足チャートの重視を加えただけで、一見そこまで大きな変化ではありません。ですが、資金効率を考える上では
多少なりとも効果があるように思います。


次回は週足チャートとファンダメンタルを連動させた撤退手法について書こうと思います。


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株価を見ない方がいい理由、その2です。


中長期投資は株価を見る代わりに、企業をしっかり調べ尽くす行為です。これは株価が価値に収斂するという前提に基づいています。
企業についてしっかりと調べ、十分に安い価格で株式を購入すれば、多くの場合において株価上昇の恩恵に預かることができるのです。

 

例えばとある企業に1年間投資するとします。現時点で知ることはできませんが、1年後の株価は1つだけです。仮に1年後の株価を900円とし、現在の株価を300円とします。最終的に900円到達するまでに株価は上下に揺れ動きます。つまり、900円に到達するまでの経路は無限に存在するのです。

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弊害1、感情の波による疲弊

株価の到達点が1つであるにも関わらず、その経路において一喜一憂していては疲れてしまいます。感情の波は疲れとなり、投資家の精神を蝕みます。

 

弊害2、感情の波に押し流されるリスク

人間は線形的に物事を考える生き物です。つまり、上手くいっている時はそれが永遠に続くと思い、物事が悪く進んでいるときは永遠に悪いままだと錯覚するのです。ですが、いい時も悪い時も永遠に続くことはありません。頻繁に株価を見ることで、下げている株式を売り、上げている株式を購入するといった本来の計画から逸脱した行動を起こす可能性が高まります。

 

弊害3、時間の浪費

人間に与えられた時間は一日24時間であり、それは万人平等です。その24時間をどのように配分して投資するのかにより、リターンが変わってきます。それが長期的に積み重なると大きな違いとなるのです。マーケットは9時から15時まで動いていますから、仮にその半分でも相場のことばかり考えていれば一日3時間を棒に振っていることになります。年間の営業日を200日とすれば年間600時間のロスとなります。日数に換算すると25日のロスになります。その時間を企業調査や学習に使えば、結果は全く異なるでしょう。

こうした理由から中長期投資家は株価を見る頻度を最小限に抑えた方がいいと思います。




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中長期投資家が株価を見ない方がいい理由の第1弾です。

損失の痛みが利益を出した時の喜びより大きいことはよく知られています。所謂、行動経済学の理論です。

株価が上下して結局横ばいだった時について考えます。

株価が1円上昇したときの感情を+1、1円下落したときの感情をー2とします。
株価が100円から110円になり(+10)、100円に戻った場合(-10)、感情を数値で表すと+10×1-10×2=-10となります。つまり株価は変化していないにもかかわらず、株価が取る経路の影響によりマイナスの感情(-10)を抱いてしまうのです。

「横ばいなのに気分が悪い」。株価を頻繁に見るトレーダーならば、耐えねばならないものですが、中長期投資家にとっては害でしかない気がします。

株価を見ない方がいい理由第1弾でした。


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