なんともよく分からないタイトルですが、今日は配当について考えます。株式を購入するときに、配当や優待を考慮したことはなく、気付けば配当が振り込まれたり、優待が送られてきたりしています。

かつては配当に対し、ネガティブな考えを抱いていました。税金を多くとられるからです。例えば1,000円の株式があります。配当が100円だとすると、税金は20円で、手元には80円が残ります。株価は配当落ちで100円下がるため、1,000-100=900円となります。結果として、900+80=980円が手元に残ります。このように、配当を出すと自動的に配当×税率が引かれることになります。ですから企業には、配当をするのではなく、配当分を事業に再投資してほしいと強く思っていたのです。

ですが、企業にはライフサイクルが存在します。立ち上がり、成長、鈍化、成熟。このサイクルの後半に差し掛かれば、企業は配当を出すか総還元性向を高め、末期ではそれを更に高めるべきでしょう。なぜなら、ライフサイクル後期では企業が事業でお金を運用するより、お金を投資家に還元し、投資家が運用した方が高い利回りを獲得することができ、経済合理的だからです。

現在投資している企業にも配当を出している会社が数社存在します。そして配当は、先ほどの経済合理性だけではなく、利食い面からも有意義な存在だと思うに至ったのです。例えば先ほどの株(A社株)を1,000株持っているとします。そして株式を売りたくはないけれど、徐々に利食いたいと思っている場合。企業が配当を出すことで、株価が下がり(1,000→900円)、手元には現金(80×1,000=80,000円)が入ります。これは保有株数こそ変化がありませんが、株価が下がり、その分手元に現金が入るという意味では、利食っているのと同じことなのです。

よって配当は、企業が自然に利益確定を行ってくれるという有り難いアクションなのです。9月期末が近づいています。利食いたくない2銘柄が配当を出してくれているため、利食いの代わりも兼ねて楽しみにしつつ、有り難く受け取ろうと思います。